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コンピューター制御膝継手 Kenevo リハビリテーション rehabilitation
はじめての義足

リハビリテーション

リハビリテーションの段階では、義足を装着するための具体的な準備をします。

リハビリテーションの段階では、義足を装着するための具体的な準備をします。

リハビリテーション

まず最初にしなければならないことは、断端(切断箇所)を完全に治療することです。実際にリハビリテーションを開始するのは、一般的に断端が完治してから数週間後になり、半年程かかります。

リハビリテーションを集中的に開始する時期は、治癒の進行状況に応じて治療チームがを決定します。リハビリテーションの段階では、義足を装着するための具体的な準備をします

このリハビリテーションの目標は、将来できる限り普通の生活ができるよう、最大限に動け、自立できるようにすることです。リハビリテーションの成功は切断者自身の積極的な参加が不可欠であり、切断者自身のモチベーションが重要な要因となります。

義足の適合

義足の適合

切断後には、個々のニーズに合わせ、最適な義足を適合してもらうことが重要です。どのような義足を装着するかは様々な要因により決定されます。

体力や健康状態、切断のレベル、義足への要求、職業、個人的な環境などを考慮して、最適な義足が選ばれます。これら全ての点についての義肢装具士からアドバイスを受け、義足とそれに必要なパーツを選んでください。

義足の有効性

医療技術全般と同様に、義足のハイテク技術もまた、自然を手本として一歩一歩進歩してきました。

多くのチャレンジを経て開発された現代の義足には沢山の不可欠な機能が装備されています。
義足を装着することで、運動機能を取り戻し、他の人の助けを借りずに生活できるようサポートしてくれます。また、姿勢の変形や、切断部分を失ったことによるバランスの問題もなくなり、健足に過剰な緊張やダメージを長期間にわたり与えずに済むなど、切断をした方にとって、義足は非常に有効です。

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義肢装具士との関わり

義肢装具士は医師の指示のもとで、切断された方に合わせて義足を適合します。まず最初に、手術直後に断端をチェックして仮義足が使用できるか見極めることから始まります。

断端の傷が完治し再び健康を取り戻したら、仮義足の適合が始まります。適合の前には、個々のニーズや希望に応えられるよう、幾つかの質問をします。その上で、義足選択のオプションを提案し、皆様と相談します。
以下は、その際の重要項目3点です。
・適切な義足パーツ選択
・ソケットの適合(断端へのフィット)
・義足の位置合せと調整(アライメント)

上記3項目につき充分に話し合いがされた後、モービスシステム(Mobis® System) を参考にして、装着者とリハビリチームの要求に合せ、ソケットが製作されます。仮合わせを経た後に本義足が完成し、最後にコスメチックカバーが装着されます。

はじめての義足/義手 採型/義足製作

義足の調整

ソケットがぴったりと合うよう何回か仮合せし、義足パーツの選択が終わると、ソケットとパーツを組合わせます。義足のアライメント(位置関係)では装着者の姿勢やサイズが重要なポイントになり、個々によってかなり違います。

義肢装具士が計測した結果と規定のガイドラインを基にアライメント調整を行ないます。

義足の製作が完成したら、次に仮合わせが行なわれます。義肢装具士は、この仮合せの過程で、義足のアライメントを確認し、装着者の要望に合わせて調整します。

こうして新しい義足で第一歩を踏むことができるようになります。

はじめての義足/義手 アライメント調整/リハビリテーション/歩行トレーニング
仮義足

仮義足

仮義足は、義肢装具士が個々の装着者に合せて製作する一時的な義足として、本義足が適合されるまで使用します。

仮義足では、最初の立位と歩行の訓練を行います。また義肢装具士は、装着者が仮義足を装着している間にそれぞれの動きを把握し、どのような義足パーツが最適であるかという情報を得ることで、装着者にぴったりのソケットを製作し、要求に合った義足を適合してくれます。

<仮義足にお薦めのオットーボック製品>

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Kenevo

低活動ユーザーや高齢で安定感を必要とするユーザーにとって安心のアシスト機能を搭載しています。状況に応じて歩行モードを選択する事ができるため、リハビリ段階から日常生活まで活躍します。

義足の装着

義足の装着

セラピストは、装着者が義足の正しい使い方を覚えるのを助けてくれます。これには、義足の着脱、義足で立ち上がること、座ること、バランスを取ること、歩行トレーニング、などが含まれています。

足部や膝継手といった義足パーツには非常に多様な機能があります。したがって、義足パーツは慎重に選択することが重要になります。適切な義足パーツを選択し、そのパーツを使用して目的に沿ったトレーニングをすることで、個々のセラピーゴール(リハビリテーションの目標)に到達することができます。

義足の正しい着脱

一人で義足を正しく着脱することは、毎日しなければならない不可欠なことです。
最初の内は周囲の助けが必要になるかもしれませんが、最終的には一人でできるようになることがゴールです。
義足のタイプや断端の状況により、装着方法が異なります。セラピストが装着者に合った装着方法を教えてくれます

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断端のケア

断端のケアについては既にリハビリ期間中に習得しましたが、義足もまた毎日ケアをし、きれいにしておかなければなりません。湿った布でソケット内部を拭き、汗や汚れを取除いてください。

皮膚と接触する表面を清潔にしておくことで、肌荒れを防ぐ助けとなります。ライナーを装着している場合は取扱説明書に従いライナーも毎日お手入れしてください。

リハビリテーション

リハビリテーション

義足を普通に使用できるようになると、実際の歩行訓練が始まります。義足側に充分に体重を移動させ、骨盤と体幹がまっすぐになるように、バランスとコントロールを訓練します。

さらに、歩行時に安定した姿勢をとることができるよう、筋力トレーニングを続ける必要があります。

平らな所を歩く

最初は平行棒につかまりながら片足で立ち、体重を移動させることを学びます。腕と健足のみで体重を支えないでください。義足で立つことができると信じてください。平行棒で歩くことができるようになれば、広い場所での歩行訓練が始まります。最初のゴールは、歩行用の補助具を少しずつ減らすことです。正しく歩く技術と体幹の筋肉を強くすることで、このゴールを達成することができます。

歩行訓練の間は、転ばないようにサポートがつきます。セラピストが常に隣にいて助けてくれるでしょう。そして、次第に少しずつこの助けが必要でなくなります。

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不整路面や階段を安全に歩く

日常生活では、家の中の曲がり角や階段、ガレージや玄関へのスロープなど、たくさんの障害物に遭遇します。膝継手の種類により歩行テクニックも異なってきますので、義足のパーツ選びは特に重要です。手すりを使うことも重要です。

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座ることと立ち上がること

日常動作のひとつとして、座ることと立ち上がることを習います。この訓練は使用する義足パーツに合せて実施されます。
例えば、マイクロプロセッサー制御の膝継手 C-Leg を使用している大腿義足ユーザーは、両足に体重をかけて着座することができます。C-Leg では、ゆっくり荷重することができるため、健足側への負荷を減らすことができます。

同じような理由で下腿義足の場合でも、座る時または立ち上がる時には、両足に体重をかけることで、健足側へのストレスを減らすことができます。

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関連情報

はじめての義足

はじめての義足

切断から切断後まで

切断からリハビリテーションまでの一般的な流れをご紹介します。

義足の基本情報

義足継手(股継手、膝継手、足部、アダプター)は義足を構成する上で欠かす事のできない部品です。
切断レベルに応じて必要なパーツが選択されます。さらにユーザーの義足に対する要求、生活環境、体力や健康状態などを考慮して最適な部品が選ばれます。

義足の種類と構造

義足には切断レベルに応じて様々な種類があり、さらに義足を構成するパーツも防水機能付きなど多種多様です。