2021年2月24日(水曜日)
2021年夏のパラリンピックに思いを込めて

オットーボックは東京2020大会に向けて準備を整えています

国際パラリンピック委員会(IPC)は今夏のパラリンピック大会の日程を決定しましたが、参加者すべてが大変厳しい状況に置かれています。コロナウイルスパンデミックにより大会は1年間延期され、この障がい者スポーツの国際的イベントの準備を進めることは今までにない挑戦となりました。オットーボックもまた同様に挑戦を続けています。

東京大会まで後6カ月

今夏のパラリンピック競技大会は8月24日から9月5日まで開催されます。東京組織委員会は、各カテゴリーグループごとの「プレイブック」を発表しました。プレイブックには参加者が守らなくてはならない新型コロナ感染症対策が記載されています。オフィシャルサポーターであるオットーボックも同様のプレイブックを準備しています。弊社が最新設備を整えた修理サービスセンターを設営してパラリンピックに参加するのは今回で16回目になります。修理サービスセンターでは、経験豊かな義肢装具士、車いす技術者、溶接技術者が選手の使用する義肢、装具、車いすを最高レベルの技術で修理します。

多くの規制が必要になる今回の夏季大会ですが、東京大会に参加する技術チームは大会を心待ちにしています。「私たちは大会をとても楽しみにしています。選手が自分のパフォーマンスだけに集中できるように、オットーボックは選手の使用する機器を無償で修理します。このような状況ですが、私たちは一丸となって、大会に向けて全力で取り組んでいます」とGlobal Events, Exhibitions & Sportsの責任者であるピーター フランツェルは言っています。東京大会では4,400人の選手が車いすや義肢、装具を競技で使用すると見込まれていますが、それらの機器には競技中に大変な負荷が掛かります。機器に問題が発生すると選手は競技に参加できなくなります。そのような事態にならないように、オットーボックの修理サービスチームが無償で修理を担い、必要なパーツを提供します。

オットーボックの修理サービスチームは衛生管理基準に精通しています

「コロナウイルスの感染拡大の初期から、オットーボックの技術者はユーザーと接する時だけでなく、チーム内においても安全に行動することをしっかり守っています。患者に義肢装具をフィッティングさせるペイシェントケアセンタ―での経験は、大会期間中、オットーボックの修理サービスセンターでも活かすことができます。衛生を保つことはコロナの前から、日頃実施していたことなので、プレイブックに書かれているルールは私たちにとっては決して新しいことではありません。更に、修理サービスセンター内には完璧にウィルスを除去することができる空気清浄機、Callstair300を10台設置することになっています」とピーター フランツェルは続け、「選手と弊社の技術者の健康が最優先事項です。東京までの渡航、都内での移動手段、現地でのコンタクト規制についてのルールを日々アップデートし、オットーボックチーム全員に提供しています」と語っています。

巨大な六角レンチが世界中を巡ります

「東京大会に参加できる」という、オットーボックの修理サービスチームメンバーの喜びを表すために、参加する技術者から技術者へと、特注の巨大な六角レンチ(義肢装具士や技術者が機器の調整をする際に欠かせない工具)が世界中を旅します。先ずは、東京大会のチーフ技術者であるユリアン ナップが、開催6ヶ月前となる2月末、オットーボックの本社、ドイツ、デューダースタットから六角レンチを送り出します。レンチは修理サービスに参加する12ヵ国13名の技術者の手から手へと旅をします。技術者はレンチを手にした写真とともに、パラリンピックへの熱い思いをソーシャルメディアに投稿し、次の技術者にレンチを送ります。「技術者たちのお気に入りの六角レンチは13ヶ所を巡りながら、長い間待った思いを繋ぐとともに、東京大会への熱き思い膨らませてゆきます。このようにして、この六角レンチは、最終到達地点である東京の修理サービスセンターでチームメンバーが顔を合わせる日が来るまで、それぞれのメンバーに歓迎の思いを伝えてくれます」とユリアン ナップは言っています。

パラリンピック会期中には、約100名のオットーボックの技術者が東京に集まります。チームは様々な国からやってくる経験豊かな技術者から構成されますが、彼らはこの特別なミッションに参加するために随分前から志願していました。また技術者に加え、広報、マーケティング、イベント管理やアドミニストレーションなど、30名以上のスタッフも東京にやってきます。

トップスポーツへのコミットメント

オットーボックは世界中のトップアスリートをサポートしています。40名近くいるオットーボックアンバサダーの多くが世界記録を持っています。彼らは、オットーボックの Passion for Paralympic sports に共感し、オットーボックとともに障がいを持った人々がスポーツを楽しみ、アクティブな生活を送れるように導き、励ましています。アンバサダーは、それぞれの国内外において、障がいを持った人々ばかりでなく社会全体のロールモデルになっています。

オットーボックアンバサダーの多くが、東京大会に参加し、夢を実現したいと待ち焦がれています。その中の一人、陸上競技のスプリンターであるヨハネス フロアスはこのように言っています。「私たちのトレーニング、競技会参加は、全て2020年の東京に向けて計画されていたので、大会が延期されたことは、確かに大変辛いことでした。しかし私たちは、現状や起こったことに振り回されず、この状況を最大限に活用するようにしています。全ての準備を再調整し、より速く走ることができるようになるために更に1年間の準備期間をもらえたととらえています」と100mと400mのパラ世界陸上のチャンピオンであり、世界記録保持者である彼は笑いながら語り、こう続けています「スタジアムで400m走のスタートラインに立つことを楽しみにしています。東京で走り、金メダルを手に入れることが目的であり、私の大きな夢です」。