吉田 知樹(Kazushige Yoshida)

14歳で装具から義足になり、高校入学で本格的に陸上競技を開始

吉田知樹選手は先天性の脛骨欠損症で長年装具を使用していました。日常生活に不便を感じていたため、14歳の時に義足の使用を決意し、脚を切断しました。
切断から半年後に初めて競技用義足を使用してランニングを経験し、高校入学後に陸上を本格的に始めます。
「中学では卓球をしていましたが、スポーツ用義足で走るのが楽しくて、もっと速く走りたいと思い、陸上部に入りました。」と話す吉田さんですが、スポーツ義足の使い方には苦労したようです。まわりは健常者だけで、初めて手にした競技用の義足の使い方を陸上部の先生も判らなかったので、テレビやYouTubeの動画を見て、独学で研究する毎日でした。

オットーボックのランニングクリニックに参加

義足の製作を担当している義肢装具士の方からオットーボックのランニングクリニックを紹介され、銀メダリストの山本選手と世界記録保持者であるポポフ選手の指導を是非受けたいと思い、参加します。 「自分で考えていた走り方とは全く違っていて、きれいなフォームで走ることを基礎から学びました。」と習得することが多くあったようです。昨年からは走幅跳のトレーニングも少しずつ始めています。

パラリンピックのメダル獲得し、スポーツで社会貢献を

今春、日本体育大学、スポーツマネジメント部に日本財団パラアスリート奨学生として入学しました。将来はスポーツで社会貢献したいと考えています。「地元の青森県ではスポーツ義足や障がい者の競技大会があることを知らない人が多いんです。僕が頑張ることで多くの人に知ってもらい、義足を使用している人が運動を始めるきっかけになればと思っています。」

目標は東京パラリンピック、そしてその後のパラリンピックで金メダルを獲得することです。まずは11月にドバイで開催される世界選手権で東京大会の出場権を獲得できるよう、新しい環境の中でトレーニングに励んでいます。

吉田選手の東京大会での活躍が今から楽しみです。

個人情報

国籍: 日本

生誕: 2000年

競技: 陸上 (100 m, 200 m, 走幅跳)

障害クラス: T63

自己ベスト:

100 m: 13.54 秒

200 m: 29.17秒

走幅跳: 5.09 m

コーチ: 水野洋子

所属クラブ: 日本体育大学

競技ハイライト成績: ドバイ2017アジアユースパラ競技大会 100m 3位、2017/2018ジャパンパラ陸上競技大会 100m 2位

使用機器:

3S80(スポーツ用膝継手)、1E91(スポーツ用足部)を競技で使用。

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