兎澤 朋美(Tomomi Tozawa)

小学生の時に骨肉腫で切断、中学では陸上やパラサイクリングに挑戦しました。

兎澤選手は小学校5年生の夏に骨肉腫と診断され、翌年の冬に左脚を切断しました。義足の製作を担当する義肢装具士の方から走行用の義足を紹介され、中学2年の時に初めて装着し、陸上を始めました。
もともとスポーツが大好きで切断前からさまざまなスポーツを楽しんできた兎澤さん。切断後にパラサイクリングに挑戦するなど、自分の可能性を広げようと前向きです。

2016リオ大会を見て、本格的に陸上に取組むために日本体育大学に進学。

高校3年生の夏、リオ大会で重本(旧姓:辻)沙絵選手や山本篤選手が活躍するのを見て、自分ももう一度陸上に真剣に取組みたいと思いましたが、競技用義足には費用がかかり、専門の指導者もいないので、競技の道は諦めて、元々やりたいと思っていた建築の道に進もうと考えていました。その後、日体大にはパラアスリートブロックがあり、新たに『日本財団パラアスリート奨学制度』が設置されることを知り、「自分にとってまたとないチャンスだと思い入学を決意しました。」

大学ではトレーニング内容に合わせて、上肢切断の選手、健常の選手と一緒に練習をするなど、切磋琢磨してトレーニングに励んでいます。

2017年にはオットーボックが世界各地で実施しているランニングクリニック(千葉県開催)に参加し、講師のポポフ選手からも上達の早さを絶賛されました。

東京パラリンピックでメダル獲得を目指しています。

「今の一番の目標は東京パラリンピックでメダルを獲得することです。11月にドバイで開催される世界選手権で成績を残し、出場枠を獲得したいです。今シーズンは11月の選手権に向けてトレーニングをしています。」

兎澤選手の障害クラスT63(大腿切断)は日本での競技人口が増えてきています。「世界のトップレベルに並ぶために、日本に競い合えるライバルがいることがとても良い刺激になっています。」と笑顔で語ります。

兎澤選手の東京大会での活躍が今から楽しみです。

個人情報

国籍: 日本

生誕: 1999年

競技: 陸上 (100 m, 走幅跳)

障害クラス: T63

自己ベスト:

100 m: 16.73 秒 (アジア記録)

走幅跳: 4.07 m (アジア記録)

コーチ: 水野洋子

所属クラブ: 日本体育大学

競技ハイライト成績:
インドネシア2018アジアパラ競技大会 走幅跳3位、第29回日本パラ陸上選手権大会 走幅跳1位(アジア記録)

使用機器:

3S80(スポーツ用膝継手)、1E91(スポーツ用足部)を競技で使用。

外部リンク