Daniel Dias(ダニエル ディアス)
Daniel Dias(ダニエル ディアス)は、3回のパラリンピックで24個ものメダルを獲得したブラジルで最も有名な水泳選手です。
ディアスは上肢と下肢に先天的な欠損がありました。2004年のアテネパラリンピックでの同国の選手、Clodoaldo Silvaに刺激を受けて16歳の時に水泳を始めました。2ヶ月で4ストロークを習得し、初めての国際大会となる、南アフリカ、ダーバンで開催されたIPC水泳世界選手権に出場しました。2年後には3個の金メダルと2個の銀メダルを獲得するまでになります。
2008年の北京大会では参加選手の中で一番多い9個のメダルを獲得、内4個は金メダルでした。2010年オランダ、アイントホーフェンのIPC世界選手権では8個の金と1個の銀、2012年ロンドン大会では6種目全て世界記録で優勝し、6個の金を獲得しました。
2016年リオ大会のブラジルのアンバサダーとして彼の名前はブラジル全土に広まりました。チャンピオンとして母国開催の大会で優勝するだけでなく、「私の成功が障害を持った若い人々を勇気づけ、水泳を始めてくれることを願っている。」と言っているように、次世代のパラリンピアンを鼓舞したいと思っていました。
ディアスのプールでの偉業により、多くの人が障害のある人々に関心を持つようになり、The Laureus Sport for Good Foundationから2009年、2013年、2016年に障がい者スポーツ選手オブザイヤーが授与されています。
主な成績:
パラリンピック | IPC 水泳世界選手権 | |
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リオ 2016 | ロンドン 2012 | |
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北京 2008 | ||
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国籍: ブラジル
生誕: 1988年
競技: 水泳
障害クラス: S5、SB4、SM5
コーチ: Marcos Rojo Prado
所属クラブ: サンパウロ障がい者スポーツ協会
競技ハイライト成績:
ロンドン2012年 金 6個、全て世界記録
使用機器: スポーツ用としてプールサイドでは防水の3R80とトリトンフットを使用。
ジニウムとトリトンフットを日常用として使用