ランニングクリニック 2017
アドバンスコース / トレーナーズトレーニング

18名のOB/OGが再集結。多数の指導者にも参加いただき、パラリンピック金メダリストから学びました。

皆様から高い評価をいただいているランニングクリニックでは、参加いただいた義足ユーザーの皆様がそれぞれの目標を達成し、活動的な生活を取りもどすきっかけとなっています。

3年目となる今年は、新たな試みとして、東京大学スポーツ先端科学研究拠点主催、オットーボック・ジャパン共催にて、過去2回の参加者の更なる技術の向上をめざす「ランニングクリニック アドバンスコース」を開催しました。パラアスリートとして活躍する方から久しぶりに走る方まで、懐かしいあの顔、この顔が勢揃い。総勢18名のOB、OGにご参加いただきました。また、講師であるパラリンピック金メダリスト、ポポフ選手の念願でもあった、スポーツ用義足でのランニング指導者を対象とした「トレーナーズトレーニング」も同時開催され、28名という多数の指導者の皆様にご参加いただきました。

参加者の皆様、見学、取材、ご協力いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。

2日間の様子を、レポートとフォトでご覧ください。

開催概要

開催概要

開催日 : 2017年11月4日(土)~11月5日(日)
開催場所 : 東京大学御殿下記念館 ジムナジアム(体育館)とグラウンド 〔http://www.undou-kai.com/goten〕

指導者 :

ハインリッヒ ポポフ 選手
ロンドンパラリンピック100m:T42クラス金メダリスト、 リオパラリンピック走幅跳:T42クラス 金メダリスト、 オットーボックアンバサダー

山本 篤 選手
リオパラリンピック 走幅跳:T42クラス 銀メダリスト、男子4 × 100mリレー:T42-47クラス 銅メダリスト
北京パラリンピック 走幅跳:T42/44クラス 銀メダリスト、2015 年世界選手権 走幅跳:T42クラス 金メダリスト

レオン シェーファー 選手
世界パラ陸上競技選手権大会2017 4 x 100 mリレー:T42クラス 1 位、走幅跳:3 位、リオパラリンピック走幅跳:T42クラス 4 位、オットーボックアンバサダー

主催:東京大学スポーツ先端科学研究拠点
共催:オットーボック・ジャパン株式会社 / 一般社団法人 ハビリスジャパン
協力団体:一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟 / 日本財団パラリンピックサポートセンター / 公益社団法人 日本トライアスロン連合
後援団体:公益社団法人 日本リハビリテーション医学会 / 一般社団法人 日本義肢装具学会

スポーツ・フォー・トゥモロー認定事業

※ トレーナーズトレーニングはアドバンスコースのトレーニングの中で 実践形式で行われました。
※ 2日目には、一般社団法人 ハビリスジャパンとの共催で、義足・義手ユーザーのお子さんたちへの「キッズランニングスクール」が行われました。

Day1 AM レポート/フォト

1日目:11月4日 (土)基礎トレーニングとランニング

午前:体育館

1) オリエンテーション
2) ウォームアップ(バスケットボール)と基礎トレーニング
3) ランニングトレーニング

Day1 AM レポート

初日の朝、会場である本郷の東京大学構内にある御殿下記念館には、懐かしいOB/OGの皆さんが三々五々に集まってきました。すっかり大人びて成長した方や、日ごろのトレーニングの成果か、引き締まって精悍になった方も・・・。

早速着替えてスポーツ用義足を装着し、体育館に集合。オリエンテーションの後はウォームアップを兼ねてバスケットボールからスタートです。さすがにアドバンスコースともなると転倒することも少なく、初めから盛り上がります。その後は、ランニングクリニックお馴染みの体幹トレーニングや屋内でできるランニングの基礎トレーニングを行いました。

Day1 PM レポート/フォト

1日目:11月4日 (土) 基礎トレーニングとランニング

午後:グラウンド

4) ウォームアップ(サッカー)と基礎トレーニング
5) ランニングトレーニング

Day1 PM レポート

午後は、グラウンドに出て、サッカーで足ならし。ポポフ選手、山本選手に加え、今回はオットーボックアンバサダーのレオン・シェーファー選手が指導に加わり、高い身体能力で模範を見せてくれました。

ウォームアップの後は、広いグラウンドに参加者の皆さんが1列になり、ランニングの基礎練習。グラウンドを何往復もするハードな練習が続き、1日目から汗だくの内容となりました。

アドバンスクリニックと並行して行われたトレーナーズトレーニングでは、要所要所においてポポフ選手から、指導のポイントや注意点などにつき、経験に基づいた実践的な説明が行われ、皆さん、熱心に聞き入りながらノートをとっていました。

Day2 AM レポート/フォト

2日目:11月5日 (日)ランニングトレーニングとまとめ

午前:グラウンド

1) ウォームアップ(サッカー)と基礎トレーニング
2) ランニングトレーニング

Day2 AM レポート

2日目はグラウンドに集合。昨日のハードトレーニングですでに全身筋肉痛という方も。しかし皆さん、ポポフ選手や山本選手の指導を受けるのが嬉しくてたまらないといった満面の笑みです。今日もサッカーでウォームアップをして、ストレッチや体幹訓練をこなし、その後にランニングの基礎トレーニングを行いました。

Day2 PM レポート/フォト

2日目:11月5日 (日)ランニングトレーニングとまとめ

午後:グラウンド

3) ランニングトレーニング
4) まとめ

Day2 昼休み キッズランニングスクール レポート

お昼休みには、この日、同時開催されていた東京大学スポーツ先端科学研究拠点主催、一般社団法人ハビリスジャパン共催の「キッズランニングスクール」に参加している子どもたちがグランドにやってきて、ポポフ選手、山本選手、レオン選手と一緒に鬼ごっこやかけっこをするプログラムが行われました。子どもたちのはじけるような笑声やお母さんたちの笑顔に、参加者もスタッフも心なごむひとときとなりました。

Day2 PM レポート

午後は、引き続き、ランニングの基礎トレーニングを交えながら、徐々に本格的な走行練習となりました。ビギナーコースの時から何度も繰り返してきた練習の他に、一人ひとりスタートの練習なども行いました。最後はトレーナーズトレーニング参加者チームも交えての紅白戦。さすがはアドバンスコース参加者同士の競争、パラリンピック東京大会決勝を期待させるような接戦も見られました。

こうして、2日間にわたって行われたアドバンスコース、トレーナーズトレーニングは、熱く、ハードな内容にもかかわらず、終始、和気あいあいとした雰囲気の中、充実した疲労感とともに終了しました。

講師のプロフィール

ハインリッヒ ポポフ 選手

  • 9歳の時に骨肉種で大腿切断。切断前にドイツの義足のパラリンピアンから、切断しても再びスポーツをすることができると勇気づけられ、切断後もスポーツを続ける
  • 現在は義肢装具士を目指して就学中。
  • ドイツ国内だけでなく、切断手術を控えている患者へのカウンセリング、学校の体育の授業に招かれたりと障がい者スポーツの啓蒙活動も行う。
  • オットーボックのアンバサダーとしてスポーツ義足の開発をサポートをしたり、ランニングクリニックの指導者として、各国を飛び回っている。
  • モットーは「立ち止まらずに前に踏み出すこと」

主な成績

2016 年リオパラリンピック 走幅跳(T42クラス):1 位
2013 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 100 メートル(T42クラス):1 位
2012 年 ロンドンパラリンピック 100 メートル(T42クラス):1 位
2011 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 100 メートル(T42クラス):1 位、走幅跳(F42クラス):1 位
2008 年 北京パラリンピック 100 メートル(T42クラス):2 位
2004 年 アテネパラリンピック100 メートル(T42クラス):3 位

上記のプロフィールは2017年現在のものです。

ポポフ選手のウェブサイトはこちらから

山本 篤 選手

プロフィール

  • 17 歳の時にバイク事故で大腿切断。日本聴能言語福祉学院で義肢装具士を目指して勉学中に、陸上競技に出会う。
  • 義肢装具士としての国家資格を取得後も、パラリンピックを目標に陸上競技を続けることを決め、大阪体育大学体育学部に入学。
  • 北京パラリンピックにて走り幅跳びで銀メダルを獲得し、日本パラリンピック陸上界の義足選手初のメダリストとなる。
  • 大阪体育大学大学院体育学博士課程に進み運動力学を研究しながら、自己が持つ日本記録を更新し続ける。
  • 現在は新日本住設(株)に所属し、プロアスリートとして活躍。
  • 100 メートル(T42クラス)、200 メートル走 (T42クラス)、走幅跳(T42クラス)の日本記録保持者。

主な成績

2017 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 走幅跳(T42クラス):2位
2016 年 リオパラリンピック 走幅跳(T42クラス):2位、男子4X100mリレー(クラスT42-47):3位
2015 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 走幅跳(T42クラス):1位
2014 年 アジアパラ競技大会 100 メートル(T42クラス):1位(アジア新記録)、走り幅跳(T42/43/44):1位(大会新)
2013 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 走幅跳(T42クラス):1位
2011 年 IPC 陸上競技世界選手権大会 100 メートル(T42クラス):3 位、走幅跳( F42):3 位
2008 年 北京パラリンピック 走幅跳(F42/44):2 位

※ 上記のプロフィールは2015年現在のものです。

山本選手のウェブサイトはこちらから

参加資格/申込み

アドバンスコース参加資格

  • 2015年、2016年のランニングクリニック 参加者の皆様
  • 2日間の参加が可能な方
  • クリニック中に撮影したビデオ、写真の使用を承認していただける方

備考

  • 走行スキルにより、事前に2つのグループに分けます。
  • 参加費は無料です。
  • 宿泊費・交通費は実費となります。

トレーナーズトレーニング 参加資格

  • スポーツ用義足でのランニングを指導している方など
  • 2日間の参加が可能な方
  • クリニック中に撮影したビデオ、写真の使用を承認していただける方

備考

  • 参加費 ¥4,000 (昼食費を含む)がかかります。
  • 宿泊費・交通費は実費 となります。

アドバンスコース/トレーナーズトレーニングの申込みについて

申込締切り:8月18日(金)

上記をもちまして、申込み受付を終了させていただきました。


協力・後援・共催

一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟 Website
日本財団パラサポセンター Website
公益社団法人 日本トライアスロン連合

公益社団法人 日本リハビリテーション医学会 Website
一般社団法人 日本義肢装具学会 Website
スポーツ・フォー・トゥモロー Website

一般社団法人 ハビリスジャパン Website